【スパイクに込められた内田氏の想い】
これ、本当に最後の1足なんですよ。現役の時に履いていたスパイクで持っていたものは、「篤人さん、これください」と言って選手がほとんど持っていっちゃって。あと家にあるスパイクが今回の1足だけなんです。今後、もしスパイクが必要になったら自分で買わなきゃいけないです(笑)。
(社会貢献やチャリティー活動に対して)大事なことだと思います。大事なことだとは思うし、一方で無理やりやらなくてもいいとも思います。自分が必要だと思ったらやればいい。「やるね、僕なら」という感じですね。
【オークション収益の送付先】
ピースウィンズ・ジャパン(https://peace-winds.org)を通して医療従事者支援に寄付いたします。
【PROFILE】
内田篤人(うちだ・あつと)
1988月3月27日生まれ、静岡県出身。清水東高校卒業後、2006年のJリーグ開幕戦で鹿島アントラーズ史上初となる高卒ルーキーでのスタメン出場を果たし、プロデビュー。鹿島では主力選手として活躍し、2007年~2009年のリーグ3連覇に貢献。2010年7月、ドイツ・ブンデスリーガの名門シャルケに移籍し、UEFAチャンピオンズリーグ・ベスト4、ドイツカップ優勝を経験。2017年8月、出場機会を求めブンデスリーガ2部のウニオン・ベルリンへ移籍後、2018年より鹿島アントラーズへ復帰。2020年8月に現役引退を発表。日本代表では、2007年のFIFA U-20ワールドカップ、2008年の北京オリンピックなどに出場し、2008年1月にA代表デビュー。以降、2010年のFIFAワールドカップではメンバー入りはしたものの出場機会には恵まれなかったが、優勝を果たしたAFCアジアカップ2011、2014年のFIFAワールドカップでは不動の右サイドバックとして活躍。現在は日本サッカー協会が新設したロールモデルコーチに就任し、U-19日本代表を担当している。