【作品の価値】
今回の作品は、映画「断捨離パラダイス」の制作現場で実際に使用されていた、セットや備品などを活用して生み出されたアート作品です。
本来、映画制作を終えた後は産業廃棄物として捨てられるはずだったモノに、「視点の転換(表裏)」「つながり」そして「サスティナブル」というテーマを持たせ、これまでにない新しい発想から若手アーティストの手によってモノを生まれ変わらせました。
そのモノ自体の価値を見出すことができなくても、複数のモノの良さを組み合わせってアップサイクルすることで新たな価値として生まれることもあります。
今回はそんな映画制作を通じて、新しい価値として生まれ変わった作品を、このストーリーや作品の価値に共感してくれた方々にオークションを通じてお届けいたします。
【アーティスト情報】
使われなくなった衣類を素材として、ぬいぐるみや人形、彫刻といった概念を横断する創作形態に取り組み、空想の生き物の立体シリーズ『もけもけもの』や、素材の衣類を用いたインスタレーションなどを発表している。
■Twitter:https://twitter.com/kuroda_yoshie
■Instagram:https://www.instagram.com/yoshiekuroda_art/
【本作品に対するアーティストの想い】
今回のお話をいただいたときに、面白い企画だと思いましたし、映画とのコラボですと美術にあまり興味のない方々にも知っていただけるチャンスだと思い嬉しかったです。アートに使用する素材の候補は衣類、おもちゃ、マッチ箱などがあり、何を組み合わせるか結構迷いました。サステナブルなど社会問題の意識が一般の方にも認知されてきていて、今後自分の作品がどう関わっていけるのか、社会を映す鏡の役割など、人の抱える悩みなどを投影する作品を作っていきたいです。