【作品の価値】
今回の作品は、映画「断捨離パラダイス」の制作現場で実際に使用されていた、セットや備品などを活用して生み出されたアート作品です。
本来、映画制作を終えた後は産業廃棄物として捨てられるはずだったモノに、「視点の転換(表裏)」「つながり」そして「サスティナブル」というテーマを持たせ、これまでにない新しい発想から若手アーティストの手によってモノを生まれ変わらせました。
そのモノ自体の価値を見出すことができなくても、複数のモノの良さを組み合わせってアップサイクルすることで新たな価値として生まれることもあります。
今回はそんな映画制作を通じて、新しい価値として生まれ変わった作品を、このストーリーや作品の価値に共感してくれた方々にオークションを通じてお届けいたします。
【アーティスト情報】
金属、モルタル、ファブリックなど様々な素材を使用し、日常のなかの痛みや死に対する感覚をポジティブに可視化した作品制作を行う。
■Instagram:https://www.instagram.com/miooomura/
【本作品に対するアーティストの想い】
今回アートに使用する材料の候補は色々な種類があり、私はこれまで木材を使用して制作することが多かったので、最初は少し戸惑いました。物から受ける印象ってやっぱり強くて、“こういう物がこんな風に使われている”の概念があります。なので、まずはそれを取っ払って見方を変えるところが大変でした。ですが、実際に物を触っている中で気づかされることがあり、マッチの先端は白や赤のイメージが多いけど、今回オレンジや黄緑もあって、そういった観察からヒントをもらって制作しました。