今年で29回目を迎えるクラブバースデーを記念して、J1リーグ第21節の大分戦で、選手たちが実際に使用した公式試合球や入場時に着用した限定バースデーTシャツなどに、選手たちそれぞれの直筆サインを入れてお届けいたします!!
- 1992年7月4日は、Jリーグのオリジナル10(創設時の10クラブ)として参戦した清水エスパルスが、初めて有料対外試合を戦った日です。その記念すべき国内デビューを飾った一戦を、後に『エスパルスの誕生日』としています。
- エスパルスが他の9クラブと大きく違うのは、それ以前に最高峰だった日本サッカーリーグ(JSL)に前身のクラブを持たないことです。Jリーグ参戦時にベースとなった社会人クラブの清水FCは、当時静岡県リーグ1部に所属しており、国内トップリーグを戦うためには一からのチームづくりが必要でした。
- しかもJリーグへの参加が正式に決まったのは、初の有料対外試合の約1年半前のことです。「1965年にスタートし長い歴史を刻んできたJSLの他クラブと対等に戦うことができるチームなど、わずかな期間で構築できるはずがない」、それが世間のサッカーファン、関係者たちの一般的な見方でした。まして初の対外試合の相手はガンバ大阪です。前身がJSL1部の松下電器で、この試合の2年前には天皇杯で優勝。前年で終えた最後のJSLでも5位に入った強豪でした。
- 当初、実力ではあまり高い評価ではなかったエスパルスですが、全国的な注目度は極めて高かったことも事実です。理由の一つは、クラブ誕生の経緯です。それまでのサッカー界では母体の企業名がそのままチーム名となり、『企業チーム』という印象が強かったのですが、エスパルスはあまりなじみがなかった『市民クラブ』と呼ばれていました。当時戦った選手たちは「『市民クラブ』という響きに、好奇心があったようです。それとどこか存続が大丈夫なのかといった同情的な見られ方もしました。そのためか、全国から多くの応援をいただきました」と振り返っています。
- 注目されたもう一つのポイントは、知名度が高い選手の集まりだったことです。多くの選手が高校世代を中心に日本一を経験していましたから、サッカー界で有名な選手たちがいったいどんなプレーを見せてくれるのか、という期待の高さです。その反面、「やっぱり急造のチームなのだから、元JSLの強豪チームに勝てるとは思えない」という見方も入り交じり、チームとしての実力が未知数の部分にも興味があったようです。
- ところが試合が始まると、目立ったのはオレンジ色のユニフォームに身を包んだスター選手たちの躍動でした。そして急造チームのはずが、強豪のガンバ大阪を相手に優位に試合を進め、主導権を握ったまま2-0で快勝。静岡サッカーの底力を改めて見せることができた瞬間でした。
- 国内デビュー戦から約2か月後に開幕したJリーグ最初の公式戦となった第1回ナビスコカップでは、JSL時代から日本サッカーをけん引してきたヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)には0-1で敗れたものの、サッカー王国清水・静岡の象徴となったオレンジ集団は準優勝で幕を閉じました。
- 躍進の起点となり、サッカーの街で育った選手たちに改めて自信を与えた記念となった初の有料対外試合。そこから始まったプロクラブ『エスパルス』にとって、まさに誕生日にふさわしい船出の一戦となりました。
- 7月4日(日)に行われた2021明治安田生命J 1リーグ第21節の大分トリニータ戦で、清水エスパルスは誕生から29年目を迎えました。
- そんな記念すべき特別な一戦において、選手たちが実際に使用した「公式試合球」や、試合直前の入場時に身に纏っていた「29th限定バースデーTシャツ」など、ここでしか手に入れる事ができない貴重なアイテムを、バースデーマッチ終了直後にリアルタイムでお届けいたします!
- またそれぞれの貴重アイテムには、選手たちが日頃からクラブへ熱い声援を送ってくださるファン・サポーターの皆さまへの感謝の想いを込めて、直筆サイン入りでお届けいたします。
- 昨シーズンから続く新型コロナウイルス感染拡大の影響で、サッカーやスポーツのみならず、たくさんの人たちが苦しい状況下で、日々を過ごしています。そんな中、昨シーズンを最後まで闘い、走り抜くことができました。しかしそれは、紛れもなくクラブや選手に対して熱い声援を送り、支え続けてくれた、清水エスパルスを愛する多くのファン・サポーターの皆さまの大きな存在があったからです。
- そしてコロナウイルス感染拡大の影響が収まらない中で開幕を迎えた今シーズンは、昨シーズンのファン・サポーターの皆さまへの感謝の想いを胸に、今シーズンも共に闘ってくれる皆さまに対して、次はクラブや選手が色んな形で想いを届け、このような状況下でもエスパルスを通して、楽しんでもらい、笑顔や元気をお届けする!そんな強い想いが本企画には込められています。
- また、本企画による収益は、清水エスパルスのより良いホームゲームの運営の為に活用させていただきます。