2011年4月23日。東日本大震災後のJリーグ再開初戦、等々力陸上競技場で対戦したベガルタ仙台と川崎フロンターレ。あれから10年。2021年3月6日に両チームが再び仙台で対戦いたします。『街』と『こころ』の復興のために両チームが協力し、チャリティーオークションを開催致します。

復興へ希望の光を、被災地仙台からお届けします。

「3.11」から10年。

2011年3月11日14時46分。東北地方を中心に未曾有の被害を引き起こし、日本中を恐怖に陥れ、世界中を震撼させた東日本大震災。

漁業として栄えた街には活気が溢れ、自然豊かな景色や風景は、日本中から足を運ぶ観光客で賑わっていました。あの日までは…。

地震発生後に襲った津波により、全て奪われ見るも無惨な姿へと変わり果て、東北地方の生活と情景は一変することとなります。

あれから10年の月日が経過し、毎日ニュースに取り上げられていた震災に関する情報も、今となってはほとんど見ることはなく、「風化」の影が見え隠れする2021年。

そのような中、先月の2月13日に最大震度6の地震が福島県沖で発生し、10年前の地震が思い出され地震の怖さを改めて再確認させられました。


仙台・川崎Fの「絆」



被災地の『街』と『こころ』の復興はまだまだ時間を要します。

東日本大震災後2011年4月23日、等々力陸上競技場で顔を合わせた両チーム。

ベガルタ仙台が終了間際に逆転勝利を収め、宮城・東北に復興への勇気を届ける結果となりました。それを機に両チーム・両サポーターともに交流はさらに深まり、毎年イベントを開催し、東北地方で支援活動を行ってきました。そのような両チームが震災から10年の節目の年に、ユアテックスタジアム仙台で試合を行うのは運命としか言いようがありません。

完全な復興への道のりはまだまだ険しいですが、両チームの想いを被災地へお届けいたします。


チャリティーオークション開催の背景

今回のチャリティーオークションは、ベガルタ仙台と川崎フロンターレの東日本大震災復興支援に対する強い絆があることにより実現いたしました。ベガルタ仙台は震災後に、「宮城・東北ドリームプロジェクト」と題して被災地招待を実施し『KIZUNA未来プロジェクト』と銘を打ち復興支援活動を継続してまいりました。また、川崎フロンターレは『支援はブームじゃない』を合言葉に震災以降、「Mind-1ニッポンプロジェクト」を実施し被災地支援を行っております。

2011.3.11以降、交流を深めた両チームは、東日本大震災から10年の歳月が流れ人々の記憶から薄れつつある中、改めて地域に寄り添い続ける想いをチャリティーオークションという形でみなさまにお届けしたいと考えております。

支援金は費用を除き、全額をJリーグの「TEAM AS ONE」募金に充当いたします。


RCストラスブール川島 永嗣 選手からのコメント


FCフローニンゲン板倉 滉 選手からのコメント